歩きdeお遍路 1日目【第1〜7番札所】

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6/5 (月曜日) 晴れ

四国八十八ケ所一番札所である霊山寺に向かう為、徳島行きの夜行バスに乗ることに。20:00〜翌6:00の8時間ラン。時間はかかるものの寝ていればいいし、費用も7000円で済むのだから得でしかない。千葉からであれば、乗車場所はTDLバスターミナルウエスト。TDLそれどこやねんと思い調べたところ東京ディズニーランド。なるほど。

家から1時間ほど電車に揺られ最寄りの舞浜駅の改札を抜けると、平日だというのにネズ耳カチューシャをつけた人々にあっという間に飲み込まれた。コロナも第五類になったのもあって、止めどなく舞浜駅に吸い込まれて行く。さすが夢の国。

そんなキラキラボーイ&ガールを尻目に、舞浜駅員さんや、途中のランドの誘導員さんに聞きつつ歩くこと30分、バスターミナルウエストに到着した。

徳島行きはバス20番乗り場。周りに誰もいねえ!

途中で水を買い忘れていたので、ディズニーの近くの自販機で水を購入。ディズニー価格で200円!高え!

なんだかんだあったものの、19:55ぐらいにバスが20番乗り場到着し、乗り込む。他に乗客もいなかったので、ぼっちで出発。そりゃ徳島なんか誰も行かんよな…と思っていたら、別の乗車地点で10人くらいは乗ってきた。すまん徳島。

その後、暫くして消灯。

明日に備え目を閉じ眠…れない!乗車員の人から席を倒して良いとは言われたが、後ろの人のことを考えると少ししか倒せない。そもそもMAXまで倒したところで眠れる体勢なれないのは、ぼっちで出発した時にそうしたから分かっていた。ならば…肘掛けを上げで横になる!蹲ることになるし、狭いだろうなと思っていたけれども、これが案外イケる。さらにカバンの上に覆いかぶさって寝るから防犯ポイントも高い。ただ一点デメリットがあるとすれば、頭頂部が通路に少しはみ出てしまうことだった。何がいいかと迷って周りを見渡すと、見える範囲では蹲り横寝スタイルが多かった。まぁそうなよなと。結局どれが良いか試しているうちに寝てしまった。

6/6 (火曜日)曇り後雨

気が着くと淡路島にいた。

変な寝方をしていたこともあり、まだ眠かったので再度眠る。浅い眠りから目覚めると徳島に到着していた。

ビバ徳島!

降りて思ったのは、以外と寒いということ。そもそも夜行バス自体がガンガンに冷房が効いていた。どうせ暑いし半袖半ズボンでええやろ!とか考えていたことを後悔した。

後悔してもしゃーなし。気を取り直して、取り敢えずGoogleマップで霊山寺まで歩くのに、どれぐらいかかるか見てみる。

2時間37分(迫真)

は?頭の理解が追いつかなかった。落ち着いて調べると徳島駅から5駅進んだ坂東駅が、霊山寺から徒歩11分の場所にあるらしい。安心と不安が混ざった変な気持ちで、徳島駅の改札に向かう。そう、この為のSuica。お金が無くなった時、もしもの為に持ってSuica。こんなにも早く活躍の時がやってくるとは。

ただ改札のどこを見渡してもSuicaに対応してそうな改札がない。なんとなく察した。切符を購入し、窓口の駅員さんに見せる。

ハンコを押してくれた。

やはりそういうことの様である。昔ながらのTHA人力。今ふと思い出すと改札機も無かった。すごいな徳島。

駅構内に入り、向かいのホームに高松行きが停車していた為、連絡通路を通り電車の元へ。近くのドアから入ろうとしたのだが、ドアが閉まっている。手動かと思い開けようとしたのだがビクともしない。

他のドアを探すと開いている場所があったので無事に乗車。そして出発。これが徳島の景色かぁ、そんなことを考えながら2駅ぐらい停車と出発を繰り返し、あることに気づく。

あれ?停車してんのにドア開かなくね?地元では停車するとドアが自動で開くのが当たり前であり、違和感を覚えた。

残り3駅しかない!万能アイテム、スマートフォンでJR徳島で調べるとカルチャーショックを受けた。

まずそもそも電車ではなく汽車。電気ではなくディーゼルで動いている。次に有人駅と無人駅があること。その為、乗車賃に関しては駅員さんが管理をしている。有人駅から乗った場合は切符、無人駅から乗った場合はバスの様に整理券を取り運賃が表示される形式であるらしい。そしてドアの開閉に関しては…

駅に停車するとボタンが点灯し、押すとドアが開く。

怒涛のカルチャーショックを潜り抜け坂東駅に降りることが出来た。降りると切符を駅員さんが走って回収して行った。駅員さん、お疲れ様です…

坂東駅ダイヤ。降りれなかったら危なかったかも…

腹が痛くて駆け込んだトイレがぼっとんだったのも驚かされた。

そんな坂東駅を抜けると早速…

お遍路案内発見!

おらぁわくわくすっぞ!あっという間に霊山寺に到着したものの誰もいない。ふと気づく、朝早すぎて営業時間前。

朝ご飯を食べていないことにも気づき、近くのコンビニで飯を食らうなどした。

やっぱり握り飯に限る

その後、霊山寺に戻るとちらほらと人がいた。なおコミュ障が発動し、営業時間開始までぼっちでツイートしたりをして時間を潰した。人間やっぱり根は変わらない…

7時前の営業時間開始近くとなり、どうぞと声をかけられたので入店。嵩張ると思い買っていなかった物品を購入。

上から金剛杖、白衣、経本、納経帳、菅笠。計8420円也。

ふと購入している時、気になった。自分と同様に初めてのお遍路さんっぽい人にガイドみたいな人が付いているのだ!

理由を聞くと、霊山寺で前日泊まり今日ここからスタートするとのこと。泊まってくれたからサービスでガイドが特別に付くそう。

乗るしかない、このビッグウェーブに。無理を聞いて頂き飛び入り参加することに。やはりこの男、ツいている。

そこからは色々教えて頂いた。霊山寺の見所ポイントや、知りたかったお参りの作法など。ガイドの人が翻訳機を使っていたので気がついたのだが、なんとその人は台湾から来たらしい!

ガイド終わった後に翻訳アプリを少し話した。ここばかりは現代に生まれたことに感謝。話によると台湾ではTVでお遍路が紹介されており、単純に気になったから来たとのこと。バイタリティすげぇよ。

門の前でお別れ、7番所まで進むとのこと。荷物の整理をしている間に見えなくなっていた。

荷物の整理を終え自分も次に向かう。道中に果物が生えていた。名産品はすだちらしいが…

いったい何の果物だろうか

そんなことを考えつつ歩いていると、すぐに二番札所に着いた。

二番札所、極楽寺。

1人でお経を唱えるのは初めてだったが、うちの父が割と熱心な仏教徒ということもあり、何となくの付き合いでお経を唱えたりしていたので割と問題はなかった。

無事参拝を終え、納経帳に御朱印をもらう。その際、夫婦でお遍路に来ていた方々がお坊さんにお経を唱え方について聞いていた。断って一緒に聴かせて頂く事に。

真言は必ず3回唱える事。三帰、三竟、十善戒は丁寧に唱えるならば3回、先達さんは1回で終える人も。

ご夫婦にお礼をし納経帳をリュックに入れようとした、すると…

バリバリ!チャックの横の部分が破れた。

そこまで無理に詰め込んだ訳ではないが、購入したのが中古だった為、まあしょうがないかと割り切る。初日から破損することに。時間があればソーイングセットで裁縫するか、接着剤買ってくっ付けよう…

続いて第三番札所、金泉寺。まだまだ余裕。
大人200円の銭湯。安すぎる。
生命溢れる大樹を発見、手前の石柱を木が呑み込んでいる。
四番札所に向かう道中、急に道の雲行きが怪しくなる
Googleマップに載っていない、ヤバめな道を進んでいき…
第四番札所、大日寺

次なる札所を目指す。が朝食はおにぎり二つ。5時間近く歩き続け、お腹ペコペコ。たまたま通り道に入ったパン屋による。悪天候や平日という悪条件が重なりラインナップが少なかったものの、気になるパンを購入。

クリーム揚げパン。うますぎ。

エネルギー補給を終え復活。足が軽くなる。

第五番札所、地蔵寺

勢いのまま、次へ。黙々と進んでいると、少し先で追い越していった車が止まった。陽気なそうなおじさんが降りてきて、色々情報を下さった。

そう!初めてのお接待である!徳島県の人たちは、お遍路さんがいるのが日常らしく今まで何もなかったのでとても嬉しかった。

その後も良ければ車で次の札所までの乗せていってくれるとのことだったが、歩いて踏破したかったので、心苦しいが遠慮した。

であればと段ボールから何かを取り出し…

さまざまなパンフレットを頂いた!

悪天候だった為、お手製の防水の入れ物付。パンフレットが不要になっても、この梅雨の季節はありがたい。御礼の納め札をお渡しして再度出発した。

第六札所、安楽寺

安楽寺には宿坊があり、1日目はここで泊まって行く人も多いとのこと。ただ先を急ぎたい為、次の札所に向かった。

第七札所、十楽寺

ここも宿望付きの為、泊まっていく人が多いとの十楽寺。一旦休憩する為、雨宿りできそうな場所へ行くとドデカイ荷物の側に青年が一人。

話を聞いてみると社会人になる前にお遍路に来たとのこと。テントや寝袋を使い野宿をして朝を迎え、その上沢山の荷物を背負い歩く。背負わせて頂いたが足が折れそうになった。さらに驚くべきは履いているのが下駄なのである。うーんパワフル。

次の目的地の方角が同じの為、ご一緒することになった。初めての同行三人。話しながらだと疲労を感じなかった。やはり誰かと一緒にいるのは楽しい。島流しが死刑より重かったのが、よく分かる、うん。

パワフルボーイが目的地に着いたようだったので、別れ際にお互い無事に周りきり無事に帰れるよう励ましあった。握手してお別れ。向かうは次なる札所へ。

16時頃、第八番札所に向かいつつ宿を探し始めたが、この先で泊まれそうなのは第十番札所を過ぎた辺りということが分かった。時間にして2時間ほど行ったところ。時間的に第八番札所を周るのが限界、このまま進んだとして第九、十番札所を参拝せずに通り越すのは流石に馬鹿らしい。

ということで反転し第七番所過ぎあたりの宿に泊まろうと考えた。16時からなので、行けなくはない可能性とあるが果たして…

何回か電話をかけ漸く繋がった。どうやら泊めて頂けるとのこと。ありがたい。現地点から12分だったので直ぐについた。

ついてから、すぐに部屋に案内された。ここでも入浴できるが近くの銭湯に行くことも可能とのこと。おまけに入浴料が600円から500円に。疲労も溜まっていたし、迷いなく銭湯を選んだ。素泊まり料と合わせて5500円を支払った。

素泊まりなので銭湯でご飯を食べ、帰りにコンビニにより朝食を買うのがいいとのこと。なんと送り迎えをして頂けるらしい。何時でも大丈夫とのことなので18時からと伝え、その間は荷物整理をするなどした。

荷物整理を終えた頃、泊まるのもぼっちかと思っていた時、宿に電話がかかってきていた。どうやら他にも泊まる人がくるらしい。暫くして、人がやってきた。宿の人が対応していた中、聞き覚えのある外国語が聞こえた。ここに泊まるんかい!

18時に呼ばれた為、玄関まで向かった。すると予想通り見覚えのある顔があった。そう第一番札所、霊山寺で出会った台湾の方である。面識があることを話すと宿の人も驚いていた。

変な空気のまま、車に乗り込み銭湯に向かった。流石文明の力、時間にして1分ほどで着いてしまった。宿の人は電話をくれれば迎えにくると言い、帰って行った。

台湾の方は日本の銭湯が初めてのようだった。日本は初めてか聞いたが、英語で話すので何と言っているのか分からなかった。アホすぎる。再度聞くのは面倒だったので聞き返しはしなかった。

ともかく銭湯に関することを教えなければいけない訳だ。フロントに向かうと、靴の鍵をお願いしますと言われた。靴箱が入り口から遠かった為、完全に忘れていた。2人して土足のまま上がり込んでしまっていた。といっても二人とも宿で借りたサンダルだったのでギリセーフだろう。なんてことを思いつつ靴箱へと向かった。

靴をしまい鍵を受付に渡した後に脱衣所の鍵を受け取った。しかし彼女は困惑していた。どこに荷物を仕舞えばええんや!?と

翻訳アプリを使い、脱衣所の鍵の番号と一致するロッカーを探すこと。またその中に貴重品含めた荷物を入れることを伝えた。

入浴の際に別れ、その後は一人でゆっくりと疲れを癒した。生き返るようとはまさにこのことであろう。

1時間以上入浴していたので、男湯から出ると彼女の姿はなかった。恐らくもう宿に電話し迎えに来てもらったのであろう。

夜食を食べに食堂に向かった。メニュー表をみているとお接待で頂いたパンフレットに載っていた徳島フードが食べられるらしい。ならば頼むしかないじゃろ!それは…

たらいうどん!見た目で勝手に冷たいうど
んかと思っていたけど温かい。

桶に入っているのはお湯と暖かいうどん、うどんつゆも温かい。普段冷たいうどんしか食べないけど、これはあり。うまい。

食事を終え受付にて会計を済ませた。その後、お土産コーナーがあったので、そこで半額になっていた炊き込みご飯と芋餅を購入した。コンビニに寄ってもらうのも申し訳ないし、半額で安く買えたしでWINWINではなかろうか。

外に出て迎えを呼ぶ電話をかけた。また雨が強く降っている。一旦止んでたのにな、明日晴れらしいけど晴れるのかな。そんなことを考えていたら迎えが到着した。

明日晴れますかね?そんな他愛もないをしながら宿に向かった。台湾の人は30分前ぐらい先に帰ったらしい。宿に着き部屋に戻ると隣から、中国語が聞こえた。恐らく地元の人と今日の話でもしているのだろう。

もしや壁が薄いのか?そんなことを考えながらブログを書いていたら気づいたら隣は静かになっていた。

3時間も経ってるじゃねーか!明日に備えて早く寝る気だったのに既に0時を過ぎていた。

あかん、1日目でお遍路ブログ心折れそう。

ABOUT ME
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脳みそメロンパン
25歳。3年ほど前にバイクで日本を一周したりしていました。
社会の荒波に揉まれ流され漂っております。会社からのお慈悲を頂き休職、遍路の旅に出る。
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